∴ 試写会 『サマーウォーズ』’09 日本

監督：細田守

高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながら
ちょっと弱気で人付き合いの苦手な健二は、
憧れの先輩・夏希にアルバイトを頼まれて
長野の彼女の曾祖母の家に行くことに。
室町時代から続く戦国一家・陣内（じんのうち）家の
16代当主、夏希の曾祖母、栄の誕生日を祝う為だ。
夏希の田舎についたその夜、健二の携帯に、
数学の難問が書かれた差出人不明のメールが届く。
夢中になり、解いたそのメールの内容は、
世界中を巻き込む大きな危機になることに・・・。

「身内がしでかした間違いは、一家でカタをつけるよ！」
栄の号令のもと、健二と夏希そしてご親戚の面々が、
一致団結して、世界の危機に立ち向かう！

-----↓ネタバレ注意↓-----

あまり興味はなかったのですが、ツレが見たがってたので、
試写会に応募したら、当たってしまった作品。

今は、見てよかったと、心から思います。

ネット世界とリアルが今以上に、共存している世界のお話。
近い未来、こうなるのではないか？と思える設定が物語に入りやすかった。

ネットだからこそ、顔をしらないので、平気で誹謗中傷もある。
が、知らないからこそ仲良くもなれる世界。

完璧だと言われているセキュリティの中で、人工頭脳を持つA・Iが
そのセキュリティを突破するメールを色々な人に送ってしまう。

そこからの、混乱の中で、人とのつながりが少ないこの時代、
栄おばあちゃんが、今迄お世話になった人たちとのつながりを使い、
混乱を一時的に緩和させて行く。

ネットの中で、世界の人たちや、見知らぬ人とのつながり。
栄おばあちゃんのように、生きてきた中での、実際の知り合いとのつながり。
知り合ったばかりとの、親戚一同とのつながり。

色々なつながりが、この作品を凄く素敵に作り上げていっています。

沢山笑えて、泣ける。
そして、ほんのりとした、恋もある。

日本のアニメ映画で、宮崎作品以外で、ここまで暖かくなれるとは思いませんでした。

8月1日公開。
絶対に、見て損はないと思います。

お勧め度　★★★★★
アニメ映画ですが、小学生～向けなのかな？という気もします。